The Last Sarvior World
世界観や用語等
タワー
『オリュール・コミューン』の中央にそびえ立っており、『カトゥーレ・フェール』から見てもよく目立っている。
町を囲うようにドーム状のバリアを張り巡らせる他、ウイルス感染者発見時に警報を鳴らしたり、何かしら連絡事項がある時にバリア内に向けて一気に放送する事が出来る。
また、マイクロチップの反応を判断する為に放たれる、特殊な電磁波を管理する最重要の場所。
夜間になると時々セキュリティが脆弱状態になる(原因は不明)。その時をカトゥーレ陣営は狙って襲撃を行う。
また、レベル4以上のERRORが重なる事で、バリアの一部が解除されてしまうことがある。
バリアの外には、許可が降りない限り出られない。
もし勝手に外に出てしまった場合は、タワーがマイクロチップの反応を記録しており、誰が外に出たのか分かるようになっている(一部のERRORイベントでは、この機能に不具合が起き記録されない場合もある)。
感染せずに戻ってこれた場合でも、感染潜伏期間と見なされて、タワー内の専用の部屋に一定期間隔離されてしまう(警報はならない)。
マイクロチップ
この世界の住人の体内に埋め込まれている代物で、初期の頃は広々とした町でも迷わないように、球体達の位置情報をタワー経由で把握する為に使われていた。
マイクロチップは外部から電波を受け取ると、微量の電流が流れる仕組みなので、タワー経由で発せられる電流を読み取ることでマイクロチップを認識する。
経年劣化による故障の場合は、電流が正常に読み取れなくなるだけなので、その時は手術で新品と取り替える。
ただウイルスが流行し、感染者のマイクロチップが不具合を起こしたり、非感染者のマイクロチップを不正利用するといった事例が起きてからは対策がとられ、マイクロチップ自体にウイルス感染者を仕分ける機能が搭載された。これにより、マイクロチップが『破裂している状態(または損失している状態)』になり、電流が完全に読み取れなくなった住人は感染者としてタワーから認識される。
タワーが感染者を認識した時、警報が鳴り、その場所とその個体のマイクロチップの識別番号が放送される。(感染者が入り乱れる襲撃時は多すぎてもはや機能しないので警報と襲撃時専用の放送になる)
マイクロチップの仕組み
〇ラ・ボーロの場合
思想がウイルスに侵されることにより、『脳波に影響が出ている事』が分かる。通常脳波でないことをマイクロチップが認識し、破裂するシステムが作動するので、チップの電流を認識できなくなる。
〇マシレの場合
思考回路を司る部分の異常や、エネルギーリミッターの解除を認識するとマイクロチップが破裂し、電流を認識出来なくなる。
〇その他、不正に取り出された場合等
ラ・ボーロの場合:マイクロチップに登録されたDNAと、生体反応を認識しなくなると破裂する。
マシレの場合:ほかの機体に移植された場合、思考回路の異常を認識し、破裂する。
カトゥーレ陣営が破裂させないようにと細心の注意を払いつつ、何度か移植を試した事もあったが、全て失敗に終わっている。
ウイルス感染者の見分け方
『オリュール』では、突然バリア内に感染者が現れた時のために、感染者を識別する検知器を携帯するのが常識となっている。検知器は殆どは小型の非接触型体温計のような形をしている。その仕組みはタワーの感染者検知機能を簡易的にしたもの。建物の出入口にも同じ仕組みの検知器がついている。
『カトゥーレ』ではオリュールが使用している検知器を逆利用している。
なお、バリア内に感染者が入り乱れる夜のカトゥーレ襲撃時は、感染者は変異し異形化してるためそこで各自見分けるようにしているようだ。
感染経路について
○ミムルス
血液感染と空気感染の二種類がある。
血液感染は、傷口から感染者の血液が入り込むことにより感染する。1度入り込んでしまったら、発病を阻止する方法は今のところない。潜伏期間があり、発症までに時間差がある。まだその期間については研究中。(昼の時間帯でも突然感染者の発見を知らせる警報が鳴ることがあるのはこのため。)
空気感染は不活性ウイルスの含まれる空気(感染者の呼気)を吸い込むことによる感染。ただ吸い込んだだけでは発病はしない。不活性ウイルス感染に加えて、感染者の精神汚染攻撃(プロバガンダ)を受け、精神が一定以上汚染されることでウイルスが活性化し、発病する。
精神汚染攻撃を受けない、もしくは攻撃を受けても精神が汚染されなければ、空気感染した不活性ウイルスは数時間で死滅する。
○ヴェクト・バグ
ヴェクト・バグ感染個体の電流が故障部位に流れてしまう、何らかの方法でバグをインストールしてしまうことにより感染する。
感受性の高いマシレが、ミムルスからの精神汚染攻撃を受け、近くの感染個体から無意識にバグをインストールしてしまい感染したという事例もある。
記憶媒体機能を持った虫型機械兵器による感染も報告されている。
バリア外『カトゥーレ・フェール』では、受け取る電波も電気も全て感染源となっている。
食事事情
大部分が滅びてしまったこの世界では食料はとても貴重なものとなっている。
オリュール・コミューン内では野菜や肉類などを含めた食品は、全てタワー内部の施設で管理・製造されている。手軽に栄養を取れるレーションやゼリー、錠剤等が主流。きちんとした料理はとても高級。
カトゥーレ・フェールでは土壌が汚染されている為、食物が育たない。
なので襲撃の時に無人になったオリュール・コミューンの店から食料を調達している。
電気事情
生活や、マシレ達に欠かせない電気も、オリュール・コミューンではタワーが管理、供給している。地下に大きな発電所があるらしい。火力発電、原子力発電が主。
太陽光や風力発電はこの世界においては役に立たない。
カトゥーレ・フェールでは、既に無人となっていた発電所を自分達で整備して活用している。
時系列
約10年前
後にカトゥーレのリーダーとなる、ヴァシッド・ザンティが「ラ・ボーロ」で初めて「ミムルス」に感染する。
新種のウイルス「ミムルス」が初めて発見され、世間に公表される。
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約9年前
ミムルスの感染が爆発的に広がる(ミムルスパンデミックの発生)。
「マシレ」が開発される。
オリュール・コミューン計画(元々建っていたマイクロチップ管理用のタワーにバリア機能をつける開発と、マイクロチップによる感染者仕分けの仕組みの開発)が急ピッチで進められる。試験的にオリュール・コミューンにバリアが張られるようになる。
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約8年前
「ヴェクト・バグ」ができ上がり、マシレに広がる。どんどんラ・ボーロの安全地帯が狭まっていく。
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約7年前
オリュール・コミューン中心部タワーのバリアの機構が完成。
マイクロチップによる感染者の仕分け機能完成。
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約6年前
ほぼ世界がミムルスとヴェクト・バグに汚染され、滅びる。
安全地帯がバリアに囲まれたオリュール・コミューン内だけになる。
「カトゥーレ・フェール(バリアの外の世界)」という概念が出来る。
ミムルス、ヴェクト・バグ感染者をまとめてカトゥーレと呼ぶようになる。
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約5年前
エラー現象が見られるようになる。
ミムルスワクチンとヴェクト・バグ対策ソフトの開発開始。
↓
現在
世界の行く末は……
ワクチンやバグ対策ソフトについて
オリュール研究チームでは、治療のためのミムルスワクチン、バグ対策ソフトの開発を行っている。
それにはカトゥーレ達の残骸を利用している。この事はあまり公にはあまり知られていない。
現在の段階でのワクチンやバグ対策ソフトは、効果が全くないだけではなく、毒性の方が強いので使い物にはならない。
現状、ミムルスワクチンの効果は激しい激痛や動悸等。良くて衰弱、悪くて死をもたらす。
バグ対策ソフトはマイクロチップが壊れる他、機械内部回路に致命的な損傷を与えるものとなっている。
ワクチンは注射器、バグ対策ソフトはUSBメモリのような物の形で、名前と成分を隠して一部のオリュールの攻撃部隊に配布されており、カトゥーレに対しての強力な武器として利用されている。
オリュール・コミューンの治安維持について
いくら秩序が保たれているとはいえ、バリア内は小さな国そのものであるため犯罪は起きてしまう。
オリュール戦闘員は要請があれば、(警察のような役割として)犯罪者を捜索したり、捕らえたりといった仕事も行う。
犯罪のほとんどが盗みや器物損壊などといったもの。こういった犯罪者達は専用施設に隔離され、更正期間の間、食糧工場やタワー警備といった仕事をやらされる。
殺人やテロの首謀者、許可なく感染者を匿うなどの重度の犯罪者は、実験体としてワクチン研究室に送られることになる(世間には知られていない)。